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部活動&トレーナー関係レポート
5月30日(月)東京都大田区にあります大田スタジアムにて、
第47回 春季東京都専門学校 軟式野球大会が開催されました。
ニッケンは初戦を1-0の勝利で終えることができました。
野球部監督の髙橋正樹先生に試合を振り返っていただきました。
3年ぶりに開催されることとなった春季大会,
本校は優勝旗を返還する立場として出場した。
コロナがまん延し始めた年に入学した学生たちは,
一度も公式戦なしで専門学校を卒業するのではないかと危惧していたが何とか開催することができた。
一回戦は専門学校日本鉄道&スポーツビジネスカレッジと対戦した。
1回表の攻撃を三者凡退で切り抜ける上々のスタートとなったが,
2回・3回と安打を集められそれぞれ1点,2点と失い劣勢を強いられた。
4回終了時点で本校は1安打と打線が湿り,
0対3で敗色濃厚の重い雰囲気が漂っていた。
それを振り払ったのは2年生の本田生樹(鍼灸2年)のバットだった。
先頭の今澤心良(柔整2年)が敵失で出塁すると,
次打者の本田のバットが火を噴いた。
打球はレフトの頭上を越えていく。
一塁ランナーの今澤が長躯ホームインして1点を返す二塁打となる。
続く内田尚登(柔整1年)の内野ゴロの間に三塁に進み,
一番打者の柳川泰輝(柔整1年)のセンターへの犠飛で1点差とする。
そして6回裏,この回先頭の佐藤忠貴(柔整1年)が死球で出塁,
杉田俊樹(柔整1年)の犠打で二塁に進むと今澤がレフト前にタイムリーを放ち,遂に追いついた。
しかし突き放すことができず,7回表にはヒットとエラーで無死二塁,三塁の大ピンチを迎える。
しかしここは先発の荻原健太郎(柔整3年)が渾身の力を振り絞り,
味方の好守にも助けられ無失点で切り抜ける。
ピンチの後にチャンスありの言葉通り,
その裏に安打,敵失,四球で無死満塁のサヨナラのチャンスを迎える。
しかし4番,5番,6番が揃って凡退して1点を奪えず延長戦に突入することとなった。
1回戦は7イニングス制のため,延長の場合は無死満塁からの特別ルールでおこなう。
満を持してこの回からマウンドには木下匠英(柔整3年)が上がる。
この場面でも動揺することなく投げ抜き内野ゴロ,四球,二奪三振という内容で1失点の好リリーフを演じた。
同条件で本校も攻撃をおこなえるが1点を献上しているため勝利するには2点が必要となる。
無死満塁の先頭打者は本校の1点目のホームを踏んだ今澤。
期待に応え今澤の打球はレフトへの犠飛となり同点とする。
続く本田も見事にレフト前へ運び途中出場の伊藤大晟(鍼灸2年)がサヨナラのホームを踏み熱戦に終止符を打った。
3年ぶりの大田スタジアム,全員で勝ち取った1勝であった。(野球部監督 髙橋正樹)