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授業&イベントレポート
本日2月21日(日)オープンキャンパス鍼灸学科体験授業のテーマは「肩の痛みに対するスポーツ鍼灸療法と温熱療法」でした。
まずは鍼灸学科長野口先生より、鍼灸師の資格と仕事についての解説をしていただきました。
医療系国家資格は様々ありますが、
「東洋医学」を学ぶのは鍼灸師だけです。
東洋医学、とても簡単に言ってしまうと「ツボ」を学ぶことです。
ツボを学ぶと言うと、なんだか怪しいもの?と思われてしまうことがあるのですが、
決してそんなことはありません。
例えば、本日のテーマ「肩の痛み」に対して、鍼灸治療では昔から、
下半身に鍼をしたり、お灸をしたりという治療をしてきました。
腰痛に対しても同様です。腰への治療はもちろんしますが、
脚のツボに鍼や灸もします。
それはなぜなのか?
東洋医学では経絡(ケイラク)という気の流れのラインで説明しますが、
最近の西洋医学の方の発展で「筋膜」というものの存在が注目されるようになり、
肩・腰と脚の筋肉との関連、互いに大きな影響を与えていることが証明されています。
そのため、理学療法の世界でも鍼灸治療が見直されたり、
また世界的にも鍼灸治療は注目を集めていると言えます。
これまで、膨大な経験の積み重ねがある東洋医学の鍼灸治療ですが、
さらに今後、西洋医学的な研究によっても効果が明らかになっていくということです。
ここまでお話いただいて、特待生をモデルに鍼灸治療の実践を来校者のみなさんに見ていただきました。
野口先生が肩に鍼をさし、さらに効果をあげるために電気を流します。
同時に別の特待生がモデルの踵の「失眠」というツボに灸治療をしていきます。
この失眠というツボは、お灸をして熱を入れることで、
不眠で悩んでいても、よく眠れるようになるツボとして知られています。
さらに、ふくらはぎの「承山」というツボにも鍼をさします。
来校者の方の中には、このような鍼灸治療は初めて見るという方がほとんどです。
ぜひ鍼灸治療の実際を体験しにオープンキャンパスにいらしてください!!