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授業&イベントレポート
8月3日(木)鍼灸学科の卒業生による特別講義がおこなわれました。
講師を務めてくださったのは、
東麻布鍼灸院 salon de moe-azabu- の代表 青木萌さん。
2012年に日本健康医療専門学校 鍼灸学科を卒業し、2019年に自身のプライベート鍼灸院を開設しました。
今回は美容鍼灸の基礎についての講義。
元気できれいな肌を作るためには、肌へ直接治療をすることだけでなく、
身体の内側から本来の自然治癒力を引き出し高めることも大切です。
身体に良いものを摂取し効率よく栄養を吸収するためには、お腹の状態を整えることが基本。
まずは仰向けに寝た状態から腹部を触診します。
腹診をすることで胃腸の調子をはじめとした、心身の状態やバランスがわかるといわれています。
次に両鎖骨やくるぶしの周辺にあるツボに刺鍼。数分置いて再度腹診をおこないます。
数か所に刺鍼をしただけですが、腹部の硬さにかなりの違いが出たようです。
緊張やストレス、冷えや疲労など様々なことで内臓が疲れてしまうと腹部が硬くなり、
せっかく体に良いものを摂取しても消化吸収効率が悪くなってしまいます。
なので、まずは腹部の緊張を緩めることが自己治癒力を高める秘訣といえるでしょう。
鍼灸治療をはじめとした東洋医学では、症状を治療する対症療法(標治)だけではなく
自然治癒力を高めて病気の元となる体質を改善する根本的な治療(本治)も必要となってきます。
今回の特別授業では、あらためてこの考え方の大切さを教えていただきました。
青木先生、ありがとうございました!