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ライフケアブログ
今回の授業は「ロコモティブシンドローム」についてです。
まずは前回の学びの続きで、自重スクワットについて詳しく学び、実践しました。
自重スクワットとは重りなどを持たず、自分の体1つで行うスクワットです。
その場でのスクワットを行ったり、片脚を台に乗せた状態での片脚スクワットなどを行いました。
スクワットについて学んだ後は、「ロコモティブシンドローム」について学びました。
ロコモティブシンドロームとは、運動器(骨、関節、軟骨、椎間板、筋肉)の障害によって
「立つ」、「歩く」といった機能が低下している状態をいいます。(略称:ロコモ)
高齢者に多くみられ、ロコモティブシンドロームを放っておくと要支援・要介護が必要な状態になってしまいます。
では、まずどういった状態だとロコモティブシンドロームだと判断できるのか。
ロコモ度テストを実施しました!
「立ち上がりテスト」、「2ステップテスト」、「ロコモ25」の3つのテストから移動機能の状態を確認できるテストで
今回は「立ち上がりテスト」を実践しました。
●立ち上がりテスト
①40㎝の台に座り、足は肩幅に開いて少し後ろに引きます(脛の角度が70度になるようにする)。
②反動をつけずに立ち上がり、そのまま3秒間止まる。
③40㎝の台から立ち上がることができたら、片脚、台の高さを10㎝ずつ低くしてテストを行います。
ロコモ度テストの結果から、「ロコモ度1」または「ロコモ度2」を判定します。
「ロコモ度1」 立ち上がりテストで、どちらか一方の片脚で40㎝の高さから立ち上がれない。
当てはまる場合は、筋力のバランス能力の低下がみられ、移動機能が低下してきている状態。
「ロコモ度2」 立ち上がりテストで、両脚で20㎝の高さから立ち上がれない。
当てはまる場合は、移動機能が低下し、日常生活に支援や介護が必要となってくるリスクが高い状態。
特に痛みがある場合は運動器の疾患を伴っていることもあるので、整形外科を受診することが勧められています。
※その他2つのテストとも掛け合わせて判断されます。
ロコモティブシンドロームの予防には、毎日の運動習慣とバランスの取れた食生活をおくることが大切です!
自宅で簡単にかつ安全に行うことができるのが、今日の授業のはじめに勉強した「スクワット」になります。
ムキムキになるためのトレーニング指導だけでなく、運動器障害の改善の指導法なども学びます。