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部活動&トレーナー関係レポート
12/3(金)の夜、ニッケンと同じ創志学園グループのIPU環太平洋大学女子バスケットボール部のみなさんが岡山からバスで東京に到着しました。
第73回 全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)の二日前、われらがスポーツトレーナー養成コースから8名が帯同実習としてチームのサポートに入ります。
初日はチームのホテル入りを出迎える形で、フロアの廊下をフル活用し、明日に備えた最初のケアが始まりました!バスでの長旅にも加えて、日頃の練習の疲れを少しでもとってあげたいという気持ちで皆遅くまで頑張りました。
2日目は練習試合です。翌日の本番に備えてフォーメーションの確認や身体の調整をおこないます。
こういった場面でも学生トレーナーたちは選手のコンディションをすべての中心軸に据えて取り組みます。
練習試合は大会直前のウォーミングアップという位置づけですが、ここでケガに繋がらないとも限りません。テーピングも選手の要望を聞き、細心の注意を払います。
さて、最後の画像は3日目のバスの中です。残念ながら大会は初戦敗退となりました。悔しさと疲労がこのあと押し寄せてくるであろう選手に配慮しながら、帰りの長旅の間、少しでも楽になってくれたらと最後のテープに気持ちを込めます。
今回、あらためて考えさせられたことは、スポーツ競技の種類に関わらず選手たちの"心の動き"に寄り添う意識がとても大切だということ。
試合は、勝つときもあれば負ける時もあります。しかし選手の気持ちはそれだけに影響を受けるわけではありません。
何をきっかけにいつからケガをしているのか、どこが痛くてどこに違和感を感じるか...など問診で聞く直接的なことから、ひとりの人間として日々抱えている悩みや問題、すべてが複雑に絡まってコンディションを変化させているのです。
アスリートが最高のパフォーマンスをみせるとき、心と体は互いに影響しあっています。優れたトレーナーとは、そこに見えない何かを受け止めるスタンスを持ち、選手たちと向き合う仕事でもあるなぁ、と感じる一日でした。