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卒業生&在校生レポート

卒業生レポート 藤巻力さん(柔道整復学科2006年卒業)

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真摯に向き合うことで

患者さんとのつながりが生まれる

   

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国家資格が取れたのはクラスメイトのおかげ

   

 子どもの頃から体を動かすことが好きで、水泳やバスケなどのスポーツ、ブレイクダンスなどに夢中になった時期もありました。高校卒業後は体育教師を目指していたのですが、大学受験に失敗。つきあっていた彼女(現在の奥さん)が「柔道整復師っていいな、目指そうかな」と言っていたのに興味をもち、日本健康医療専門学校(以下ニッケン)を受験をしました。結局受験したのは私だけで、彼女はちがう分野の専門学校に入学...面白いものですね。

    

 リサーチなどもせず、軽い気持ちで入学してしまったので、授業が始まってからが大変でした。そもそも私はそんなに勉強は好きなタイプではありません。そのうえ身体とか医療に関する専門科目なんて、中学や高校では習わないじゃないですか。最初は全然わからなかったです。でも、クラスメイトは治療家を目指して入学した人ばかり。みんなガッツリ勉強していて、自分との温度差に唖然としました。

   

 授業料も払ってしまったし、プロになるなら国家資格は必要だし...やめるわけにはいきません。頭ではわかっていても、なかなか勉強する意欲が湧いてきませんでした。

 転機は3年生の夏。私よりけっこう年上で社会人経験者のクラスメイトが、勉強をサポートしてくれたのです。授業終了後、私と数人の生徒を対象に自主的にグループ学習を行なってくれました。教え方も上手で、知識や理論のつながり、全体の流れなどもわかりやすく説明してくれました。わかってくると、どんどん勉強が面白くなって、徐々に成績も上がっていきました。彼がいなかったら、多分国家資格も取れていないでしょう。心から感謝しています。

   

 受験勉強は自分なりにがんばったので自信もあったのですが、国家試験は1点足りずに落ちてしまいました。前年度から試験のシステムが変わって、一般問題200問と必修問題30問。必修が26点以上じゃないと不合格なのです。自信があっただけにかなり落ち込みました。翌年再チャレンジして、合格できました。

   

アルバイト先の整骨院で、この仕事の魅力を知る

    

 柔整の2年生から、整骨院でアルバイトを始めました。治療現場での経験を積みたかったのです。

 ところが、やってみたら全然自分に合っていなかった(笑)。治療家って、技術だけじゃなくて、患者さんの話を聞いたり、説明したり...と、接客業的なコミュニケーション力を必要とされるんです。(そういえば、自分、人づきあい苦手だった!)と気づいて、3日で辞めようと思いました。でも職場の先輩がいい人で、私を引っ張ってくれて...それで、徐々に慣れていきました。

    

 実は国家試験に落ちた時に、有資格者じゃないと整骨院で働けなくなり、同じ系列のリラクゼーションサロンに異動になったんです。翌年資格取得して整骨院に戻った時に、私のことを覚えている患者さんが何人もいて「おかえり!」「待っていたよ」と声をかけてくださって...うれしかったですね。ものすごく感激して、患者さんに対する気持ちやスタンスが変わりました。それからは、仕事も楽しくなって、どんどん経験を積んで、院長を務めるまでキャリアアップしました。

 初日に「向いてない!」と思ったわりには、通算12年勤務し、院長として7年、年間で約7,000人以上の患者さんを治療してきました。何かあっても、簡単にあきらめてはいけないということですね。その他リラクゼーションサロンで2年、整形外科でのリハビリを1年半、痛みを取り除く施術や疼痛緩和ケアなど、すべての経験が糧になっていると思います。

       

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治療家の仕事の魅力は人に感謝されること

   

 独立開業は、ニッケンに入学した頃から考えていました。もともと自分の好きなスタイルで仕事をしたい人間なんです。人の下について、組織の中で大勢と歩調を合わせるのは限界があると思っていました。

   

 2019年3月、ついに独立。「ふじまき整骨院」を開業しました。

 まだ1年目なので、一人で施術を行っています。施術内容は、マッサージと電気療法(マイクロカレント、ハイボルト、SSPなど)が中心です。さらに当院の特徴としては「オーダーメイドインソール」があります。

    

 建物も土台がずれたり脆いと、全体に歪みが生じます。

 人間の場合も同様で、「足」の状態が身体全体に大きな影響を及ぼします。

 慢性的な痛み・不調、いろいろな病院や治療院で診てもらっても改善しない症状は、足が原因であることが少なくありません。足の歪みは、膝や股関節、骨盤や腰、さらには背中や首、頭...全身に影響が及びます。

 ふじまき整骨院では、フットマスターの資格をもつ私が、筋肉や筋膜へのアプローチとともに、足の歪みや歩き方、姿勢を見直し、根本からの改善に導きます。

 特に必要と思われる患者さんには、オーダーメイド矯正インソールを提案。採用された患者さんは、慢性的な腰痛がよくなったり、肩こりが緩和したりと、さまざまな効果が出ています。

    

 私がオーダーメイドインソールを知ったのは、整骨院時代の患者さんのおかげ。ある健康マニアの患者さんが、オーダーメイドインソールをやっている治療院を教えてくれたんです。

 セミナーに参加したら、非常に面白くて、ぜひ取り入れたいと思いました。私自身、オーダーメイドインソールを作ってもらって使用したら、慢性的な腰痛がおさまり、効果を実感。それ以来、その治療院の先生を師と仰いで、学んでいます。

    

 独立開業してよかったと思うのは、院内で多数のスタッフが治療を行うのとちがって、治療者は私だけなので、一人の患者さんに対してじっくり時間を割けるということ。

 治療自体はもちろんですが、その前段階のカウンセリングでも、なんでも話してもらえる環境になっています。身体の痛みや不調は、ストレスやメンタルの不調と関係することも珍しくありません。私が何をアドバイスできるわけでもないのですが、「話してすっきりした」と言われる患者さんも多いです。

    

 これからも、患者さん一人ひとりと向き合って仕事を続けていきたいです。マッサージや整体が主軸ですが、オーダーメイドインソールも徐々に展開する予定。患者さんに足の大切さを伝え、靴の選び方や正しい歩き方の指導、必要があればオーダーメイドインソールを使って矯正も行っていきます。

 最近では、健康のためにウォーキングをする人が増えています。でも、合わない靴や間違ったフォームで突然長い距離を歩いて、膝や腰を痛める方も多いようです。できるだけ多くの人に、足の大切さを知ってもらいたいです。

    

 治療家の仕事の魅力は、人に感謝されるということだと思います。

 ニッケンで習得した技術と知識をもとに、やるべき治療を行うのは、自分としては当たり前のこと。でも、痛みや不調に悩まされ続けた患者さんにとっては、それらが徐々に改善するのは格別にうれしいことのようです。患者さんの「ありがとう」という言葉に、私自身どれほど励まされたことか。どんなにつらい時でも、人は感謝されると力が湧いてくるものです。

 真摯に向き合えば、すばらしい人と人とのつながりがうまれる―ニッケンに入学し、国家試験取得を目指す人たちにも、ぜひこの仕事の醍醐味を味わってほしいと思います。

    

    

藤巻力(TSUTOMU FUJIMAKI)

    

1984年東京生まれ。「ふじまき整骨院」院長

2003年、日本健康医療専門学校 柔道整復学科に入学。

2006年、同科卒業。2007年、国家試験に合格し柔道整復師の資格を取得。

ニッケン在学中から約12年、整骨院に勤務し、7年間院長を務める。年間で約7,000人以上の治療実績をもつ。系列のリラクゼーションサロンに2年間、整形外科でのリハビリも1年半経験。

2019 年「ふじまき整骨院」を設立。マッサージや電気療法の他に、オーダーメイドインソールによる矯正も行っており、足が全身の健康に及ぼす大切さを伝えている。

     

■ふじまき整骨院 公式サイト

https://fujimakiseikotuin.amebaownd.com/

    

■ふじまき整骨院のご紹介はこちら

https://lab.niken.jp/908/