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授業&イベントレポート
8月2日、鍼灸学科の二人の卒業生をお迎えし、特別授業を実施しました。
「美容鍼灸」をご担当いただいたのは青木萌先生。2012年鍼灸学科を卒業後、鍼灸治療院に勤務、美容鍼のサロンでの店長経験を経て、東京都港区にプライベート鍼灸サロン「SALON DE MOE-AZABU-」を開業しています。
「スポーツ鍼灸」をご担当いただいたのは、鵜澤和己先生。2020年に鍼灸後卒業後、ROUTE VIGOR(ルートヴィガー)に就職。スポーツマッサージの施術、トレーニング・コンディショニング指導、トレーナー業務などをされています。
青木先生の美容鍼灸の授業の実演では、顔のどの筋肉、どの経穴(ツボ)にどういう目的でアプローチするのか、その結果として、なぜ顔を小さく、美しく変化させることができるのか、とても丁寧にお話くださいました。
美容鍼は顔だけが大事なのではなく、顔から全身の情報を読み取り、その方のお身体の全身を良くしていくことができる点が他の美容エステなどとは違うところですというお話は印象的でした。
それだけでなく、施術の際の患者様への細やかな心配りについてのお話も学生達は学ぶことが多く、みんなが真剣にお話を伺いました。
鵜澤先生の授業では、下肢への鍼治療でどれだけ可動域を広げ、動きを変えられるかという、実際のスポーツ現場で求められる施術の実演を見せていただき、学生達の実技指導をしていただきました。
まだ卒業後2年の鵜澤先生には在学中に頑張ったことなどのお話もお願いしました。
トレーナーとしての現場でも治療院の現場でも、患者様の抱える悩みにどういった治療をするかという答えを出さなくてはならない。そのためには、在学中に学んだ解剖学などの知識から、自分でいくつか答えを用意して、職場の先輩に自分の考えを聞いてもらい、意見をもらうことで治療方針を決定しているそうです。全てを最初から先輩に教えてもらうのでは、そこに自分らしさがなく、成長もない、という鵜澤さんの力強いお話に在学生達は感動していました。ニッケン入学時には勉強が得意ではなかったという鵜澤さんですが、最初の1年間は勉強の得意なクラスメートの勉強法の中から、自分に合うと思うものをひたすら真似したところから、自分の勉強法を確立し、学年トップクラスの成績を出すようになり、その勉強法を確立したことが今のお仕事にも大変役に立っているそうです。
活躍する先輩のお話は学生達にとって、とても良い刺激となりました。
ニッケンの先生方との記念撮影
青木先生、鵜澤先生、ありがとうございました!