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美容

手荒れの季節!指先美人になるためのハンドケア美養

皆さま、こんにちは!日中美容研究家の濱田文恵です。10月が終われば、歴の上ではいよいよ立冬がやってきます。つまり、冬の始まりの合図。美容面でいえば、秋のような湿度の低下だけでなく、気温も下がってくるので、より一層過酷な環境になります。そこで、立冬に入る前にぜひ見直してもらいたいのがハンドケア事情。顔のスキンケアは念入りに行っているのに、意外にも細部である指先や手元までケアができている方は少ないのではないでしょうか。とくに昨今は、感染症予防のための手洗いや消毒をする機会が増えているので、例年以上にハンドケアが大切になっています。今回の東洋美容のヒントでは、指先美人になるためのハンドケア美養を伝授したいと思います。

   

1 指先や手元は美肌のバロメーター

   

私たちの肌というのは、食べたものから吸収される栄養素と空気中から呼吸によって取り込まれる酸素が血液を通して細胞に運ばれ、ターンオーバーによって作られます。指先や手元の肌も前述したように作られるわけですが、顔の肌と異なるのは、体の中で末端に属していること。そのため、生活習慣や食生活が乱れ、体内に充分な栄養素がない場合、末端である指先や手元への血液の供給は後回しに......。充分な血液を得られないので、指先の爪は割れやすくなり、手元はガサガサするなど荒れやすくなります。つまり、指先や手元が美肌な人は、末端まできちんと血液が届き、ターンオーバーが整っているという証であり、顔の肌も美肌の傾向にあります。中医美容では、"爪は血によって養われる"という言葉があり、爪でその人の健康状態や血の状態を判断する望診という方法がとられています。あなたの指先や手元は今どんな状態ですか?いま一度、見直してみましょう。

   

2手荒れ度チェック!理想の指先・手元とは?

   

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指先や手元は、日常生活の中で酷使する部分なので、言い換えれば日々の生活習慣を反映する部分。手荒れをしていても恥ずかしがる必要はなく、むしろ日々の努力の証とも言えるので、落ち込む必要はありません。この機会に自身の手荒れ度をチェックして、早めに対策をはじめましょう。

  

[指先や手元の手荒れ度チェック]

       

爪に凹みがある

爪が割れやすい

爪が白っぽい

爪に縦スジがある

指先にささくれがある

手の甲の肌にハリがない

手の甲の肌色がくすんでいる

手全体がカサカサする

    

いかがですか?一つでも当てはまるなら、手荒れが悪化する前に、これから紹介するハンドケア美養を取り入れてみて下さい。

    

3手軽に取り入れられるハンドケア美養(手元編)

    

3-1 手洗い後は必ず保湿ケアを

   

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肌は乾燥をすると、黄色ブドウ球菌という悪玉菌が増えやすい環境になり、手荒れを起こしやすくします。そのため、手洗い後はタオルで水分を拭き取り、ハンドクリームできちんと保湿ケアを行いましょう。肌が潤いでしっとりすれば、善玉菌である表皮ブドウ球菌が増え、天然の潤いヴェールである皮脂膜が作られ、バリア力の高い肌を育むことができるのです。手元がカサカサしてごわつきのある方は、水分を抱え込む力が弱っているので、セラミドやアミノ酸、尿素が配合された油分の多めなバーム状のハンドクリームをおすすめします。お気に入りのハンドクリームを探してみてくださいね。

   

3-2食器を洗う時はグローブの活用を

   

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食器を洗うときに使う食器用洗剤は、洗浄力が強めなので、市販で売られているようなポリエチレン手袋を使ったり、専用のグローブを活用したりするのが良いでしょう。食器を洗う前に、手元に薄くハンドクリームを馴染ませ、その上からグローブをし、温かいお湯で食器を洗えば、グローブの中がほどよく温められ、サロン顔負けの蒸気ケアが叶いますよ。

       

3-3 年齢が出やすい手元にもエイジングケアを

  

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年齢が出やすいパーツの一つに挙げられるのが手元。老化の原因の約80%を占める紫外線からも手元を守る必要があります。一年中、外気に晒される手元は季節に関わらず、日焼け止めを塗るようにしましょう。今では日焼け止め効果のあるハンドクリームも販売されているので、活用するのもいいですね。また、私たちの細胞は寝ているときに、修復したり作られたりします。そこで、寝る前にエイジング効果の高い美容液を手元に馴染ませたら、綿の手袋をはめて、寝ながら手元のエイジングケアをしてみてはいかが?

    

4手軽に取り入れられるハンドケア美養(指先編)

    

4-1オイルは肌だけでなく爪にもON

 

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ハンドクリームはこまめに塗っているけれど、爪先のケアまでは考えたことなかったという方もいるはず。爪に凸凹や縦スジがあれば、それは乾燥の証。放っておけば弾力のない爪になり、少しの衝撃で簡単に割れてしまうなど、元気のない爪になってしまいます。おすすめは手持ちのオイルを1日最低5回以上塗り、保湿ケアを徹底すること。爪のターンオーバーはおよそ半年間とされるので、コツコツ続けていけば、爪の凸凹や縦スジの悩みもカバーできるでしょう。

   

4-2爪切りはやすりを使うのがベスト

    

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爪を切るときは爪切りを使うのが一般的でしょう。しかし、爪切りによっては、爪を切る際に無理な力が爪にかかり、二枚爪の原因に......。そのため爪切りを使うときには、切り口が真っ直ぐなものではなく、爪の形に合わせて切り口が湾曲している爪切りを選ぶようにしましょう。また爪の長さや形を整えるときには爪切りではなく、やすりを活用すると爪への負担を減らすことができますよ。

    

4-3 ストレスに効くツボで指先美人

   

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4-1で紹介したように爪の凸凹や縦スジは乾燥の証ですが、それに加え中医美容では、爪の凸凹や縦スジは血虚を意味していると考えられています。血には栄養が含まれるだけでなく、体を潤わせる滋潤作用もあるので、血が不足すれば爪に凸凹や縦スジが生じるというわけですね。そこで、爪と繋がりがあり、五臓六腑のうちの血の貯金箱である「肝」のケアが指先美人に繋がるポイント!肝はストレスに弱いので、ハンドクリームを塗るときに、手にあるストレスに効果的なツボ"労宮(ろうきゅう)"をマッサージしてあげるといいですよ。また血の巡りに期待できるビタミンE配合のオイルで指先をマッサージして末端まで血を巡らせるとさらに指先美人への一歩に!

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エステシャンや鍼灸師など手元や指先を使うお仕事をされる方は、自分の手が仕事道具でもあるので、特に手荒れは防ぎたいですよね。是非、今回ご紹介したハンドケア美養を参考に指先美人を目指しましょう!

    

    

■著者プロフィール

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日中美容研究家 濱田文恵

   

自身のニキビ肌をセルフ美容で克服した経緯を経て"キレイ" は自分でも作れることを啓蒙するため一般社団法人日本セルフ美容協会®を設立。毎日のセルフ美容に自身のルーツである東洋と西洋を組み合わせた独自の美養法を提唱する。著書『運命をこっそり変える』セブン&アイ出版。

   

   

国際中医薬膳師 / 医薬品登録販売者 /日本エステティック協会認定エステシャン / 日本毛髪科学協会認定毛髪診断士

  

公式サイト http://hamada-fumie.info/