INTERVIEW16

河内 潤一(かわうちはり灸整骨院 院長)柔道整復学科/2009年卒業
鍼灸学科/2010年卒業

#鍼灸師

#柔道整復師

人に興味を持つことがすべての基本

高校1年生の時にサッカー部の練習中に粉砕骨折。しばらく帰宅部になって楽しくやっていたつもりでしたが、今から思うと人生の目標を見失っていたような時期を過ごし、大学受験にも失敗しました。就職してからも、気持ちのうえではその延長にあったような気がします。そこで「人を治すことを自分の仕事にしよう!」と目標を掲げ24歳で脱サラし、日本健康医療専門学校(以下、ニッケン)の柔道整復学科へ入学しました。2年次には、鍼灸科にも入学し、並行して受講。同期生とは今でもよい付き合いをしています。また、アルバイトとして勤務していた整骨院でも学ぶことは多かったです。そこでは、生活習慣による不調の治療、マッサージがほとんどでした。学校で学ぶことと、治療現場での仕事は違う⋯今にして思えば当然のことですが、これは体験して初めて実感できることでした。ニッケンの講義はとにかく面白かったので無理なく勉強を続けられ、国家試験もスムーズに合格。 卒業後の進路を考えるにあたり、開業前に少なくとも10年は修行期間が必要と考えました。そこで、在学時から働いていた整骨院で2年間仕事を続けた後、高齢の患者さんに対する苦手意識を克服するために介護施設で機能訓練指導員として4年間勤務。そのタイミングで実家に戻ることになり、群馬県太田市に「かわうちはり灸整骨院」を開業しました。

ありがたいことに患者さんは順調に増えていき、半年ごとにスタッフを採用し、現在は7名を雇用しています。一番苦労しているのは、人材教育です。この仕事の基本は、人対人。患者さんをよく見て、話を聞いて、症状や気持ちを理解することが大切なので、若いスタッフに「人に興味をもて」と酸っぱく指導しています。また、健康医療の理論や技術は日進月歩。その習得に励む人は成長し、成功することができるはずです。目標を掲げて、人生を自分の力で切り拓いていきたい人を応援しています。

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