日本健康医療専門学校校長、古賀稔彦からのメッセージです。
人をサポートする、人を導くという意味では、学校教育も、柔道の指導も同じです。大切なのは情熱。これは間違いないですね。また、教育者としてのやりがいは、学生が成長していく姿を目の前で見られること。一緒に悩み、一緒に喜ぶ…。学生一人ひとりと感動を共有できるんです。その結果、教育者自身も成長することができますからね。
情熱、真剣、そして本物だということです。日健医には、本物の講師が、本物の教育をして、本物の人材を育てるという環境が整っています。だからこそ日健医の学生たちは、ただ国家試験に受かるだけでなく、現場に出ても活躍できるのだと思います。
知識や技術面の教育は、各分野のスペシャリストである講師陣にまかせています。私の役割は、学生たちの「人間として」の部分を成熟させてあげること。また、時には「支え」になることです。先日、国家試験を目前に控えた学生たちに、話をする機会がありました。彼らにとっては、まさに大一番。不安感や孤独感など、様々な感情がでてきます。私は、オリンピックでの経験をまじえながらメッセージを送りました。自信を失っている学生には、個別で話をしました。実際に試験では、みんなが実力を発揮してくれたようで、本当に嬉しい限りです。
皆さんは、いずれ「人をケアする存在」になる方々です。そのためには、知識や技術を身に付けるだけでなく、人間的な魅力を磨くことも大切。相手との信頼関係を築けなければ、本物のスペシャリストにはなれません。そして、その本物のスペシャリストこそ、今の社会から求められている人材なんです。年齢や性別は関係ありません。しっかりとした目的を持っていれば大丈夫。一緒に、目標へ向かって歩んでいきましょう。
1967年佐賀県出身。92年バルセロナ五輪の柔道71kg級で金メダル、96年アトランタ五輪では78kg級で銀メダルを獲得。2000年に現役を引退してからは、指導者として全日本女子柔道強化コーチを務める一方、町道場「古賀塾」を開塾。04年アテネ五輪では、金メダルを獲得した谷本歩実選手のコーチとして脚光を浴びる。07年4月に、本校系列校のIPU・環太平洋大学体育学部体育学科教授、女子柔道部総監督に就任。2008年日本健康医療専門学校校長に就任。